KININARU-キニナル-編集部メンバーが北近畿のキニナル話題や情報を紹介するコーナー!
今回は、朝来市にある史跡「生野銀山」と、そこに大群生する珍しい植物「ヒカゲツツジ」をご紹介します!
日本史の授業で聞いたことがある! って人も多いのではないでしょうか?
生野銀山は、兵庫県朝来市にあった銀山で、古くから資源の採掘が盛んでした。大同2年(807年)に最初の銀が出たと伝えられ、昭和48年(1973年)に閉山するまで多くの銀や鉱石を産出してきました。明治維新後、日本で初めて官営され、日本の近代化の礎となった重要な鉱山です。
閉山後の1974年、「史跡 生野銀山」という名称のテーマパークが開業されました。坑道巡りのほか、鉱山資料館には多数の貴重な鉱物が展示されています。
史跡となった銀山には今、戦国時代・江戸時代・昭和時代の労働者達を再現したマネキン約60体が、当時の様子を伝えています。なんとこのマネキン、動くんです! ちょっとびっくりしますが、作業の様子がよくわかりますね♪
「GINZAN BOYZ(ギンザンボーイズ)」は、このマネキン達を「超スーパー地下アイドル」としてデビューさせ、生野銀山を若い世代の人にも親しんでもらうきっかけにしようという取り組みです。
世界一深い地下880mで活躍するアイドル「GINZAN BOYZ」は、公式サイトのほか、ツイッターやインスタグラムでも活動中です!
生野銀山の坑道から駐車場にかけての斜面には、珍しい「ヒカゲツツジ」が1000株近く大群生していて、朝来市指定文化財(天然記念物)にも指定されています。
ヒカゲツツジは、別名「サワテラシ」とも呼ばれ、関東以西の本州と四国、九州に分布しています。谷沿いのあまり日の当たらない斜面や排水の良い岩場などに生育し、4月から5月にかけて、少し緑色を帯びた淡い黄色い可憐な花を咲かせます。
花言葉は、「節制」「初恋」「情熱」「身をつつしむ」で、言葉通り慎み深い上品なイメージの花です。
この生野銀山のヒカゲツツジは、4月中旬〜下旬が見頃とのことです!
生野銀山の坑道内は、年間を通じて約13度とのことで、約1kmある見学コースを歩くと結構な寒さを感じます。坑道を見学する際は、夏場でも長袖と、歩きやすい靴で行かれるのがおすすめです!
これからだんだんと暑くなってくる季節、ひんやりとした鉱山で避暑しつつ歴史の勉強なんていうのはいかがでしょうか♪
名称 | 史跡 生野銀山 |
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読み方 | しせき いくのぎんざん |
入場料金 | 大人一般:900円 中高生:600円 小学生:400円 小学生未満:無料 ※ 団体割引もあります。 ※ 生野鉱物館(生野銀山文化ミュージアム)の入場は別途100円(割引なし) |
駐車場料金 | 無料(普通車210台、大型バス10台) |
住所 | 〒679-3324 兵庫県朝来市生野町小野33-5 |
交通手段 | 「JR生野」駅からバスで8分、「生野銀山口」バス停下車、徒歩10分 |
営業時間 | 4月~10月:9:00~17:30 11月:9:00~17:00 12月~2月:9:30~16:30 3月:9:30~17:00 |
定休日 | 毎週火曜日(12月~2月の3ヶ月間のみ) (火曜日が祝日の場合は翌日) |
ホームページ | http://www.ikuno-ginzan.co.jp/ |
お問い合わせ | 株式会社シルバー生野 TEL:079-679-2010 FAX:079-679-2755 |