KININARU-キニナル-編集部メンバーが北近畿の気になる人を紹介するコーナー!
さて、今回は豊岡市日高町在住の武田利雄さんです。
但馬で38年間高校教諭を勤め上げ、退職後もパワフルに
生徒たちと関わり続けていらっしゃいます。
以下、「武田先生」とお書きします^^
武田 利雄(タケダ トシオ)先生
今年で68歳になられました。
■ 県立 出石 高等学校 (6年間)1971~1977年
■ 県立 豊岡南 高等学校(21年間)1977~1998年
■ 県立 豊岡 高等学校 (11年間)1998~2009年
「今こんな仕事してるんです。取り上げさせてください!」
と連絡すると快く引き受けてくださいました♪
豊岡高校陸上部の練習にお邪魔した後、
お食事しながらインタビューしてきました^^
場所は前回ご紹介した楽友軒さん。
ご主人が先生の教え子なんだそうです♪
武田先生は22~60歳まで38年間、高校で体育教師をされていました。
教師になられてからはずっと陸上部の顧問をされてきて、
定年退職された今も豊岡高校陸上部の指導にあたられています。
ご自身の高校時代はハードルで全国大会に出場されるほど優れた陸上の選手でした。
編集部はじめとその母も、高校時代に陸上部でお世話になりました。
今も昔も変わらず「おぅ、がっせぇ調子ええだねぇ!」が口癖のパワフル先生です^^
A.朝はウェルストークで筋トレ、
午後から豊高陸上部の指導に行き、
夜はNSIで水泳(毎晩1500mくらいは泳ぐそう)・・・
もはやアスリート!!!(笑)
また、先生は趣味でご自身でこうのとりの成長記録をつけておられます。
「こうのとりの成長HP」
日高町山本にある人工巣塔で生まれたコウノトリの成長の様子を伝えられています。
カメラはNikonのD810とD610を併用されており、
2台持ちの理由は「レンズの付け替えが手間」とはなんとも先生らしいです。
先日はそのカメラを持ってはるばるアメリカまで陸上のアメリカ選手権を見に行かれたそうです。
そのときのお写真頂戴しました★
女子100mハードルのスタートの様子。
男子100mの表彰の様子。1位はガトリン2位は今シーズン世界最高記録のコールマン。
また、豊岡高校陸上部のHPも武田先生が管理されています。
先日、近畿選手権にて、豊岡高校出身の藤田君が3000mSCで優勝されましたが、
現役豊高生には良い記録を残してくれる生徒が何人いるのか・・・♪
卒業生としては期待大です^^
・・・と9月上旬にこの記事を書いておりましたが、
なんと9月中旬に行われた高校生の近畿ユースの素晴らしい戦績報告が来ました!
800mで優勝、400mハードルで準優勝、三段跳びで第3位★
3人も全国大会に出場するレベルの選手が・・・
全国大会での成績にも期待大ですね^^
A.オリンピック出場者やタレントの武井壮さんも教えたこと。
武田先生は、国民体育大会の兵庫県陸上競技団の監督を1983年~2000年まで17年間も務められました!
なんとその間、つい先日桐生選手に抜かれるまで100mの日本記録を持っていたの伊東浩司選手や北京五輪の4×100mで銀メダルを獲得した朝原宣治選手などオリンピック出場者4名のご指導もされていたんだとか・・・
さらにビックリ★現在タレントとして活躍中の武井壮さんのことも、神戸学院2年生の頃指導されていたとのこと。
2006年には日本陸上競技連盟から、日本代表のコーチとして北京で行われたアジアジュニアサマーキャンプに派遣されたそうです。
な、なんだか凄まじい経歴ですね!!!!!
A.出石高校時代に日本一の選手を輩出!!
豊岡南高校時代には全国4位の選手&5位の選手を輩出されました。
その他にも武田先生の下から全国大会や近畿大会に出場した選手は数知れず・・・。
選手たちの戦績が先生の指導力を物語っています。
A.陸上は頑張った分だけ結果に繋がる。
「頑張ったら結果として返ってくる」ということを、生徒に経験させてやりたい。
学生のうちにそれを経験しておくことで、人生の中で苦しいことがあっても踏ん張れる力になる。
とお話してくださいました。
カール・ルイス(オリンピックで9つ、世界選手権で8つの金メダルを獲得したアメリカの選手)の
練習風景を6泊7日×2回もアメリカまで見に行った当時の武田先生は、
あれほど才能を持っている選手が、
緻密なデータを基に計算しつくした練習をしていたことに驚いたそう。
強くなるにはしっかりと考えられた練習内容が非常に重要なのだと
改めて気づいてから、より一層陸上の指導にのめり込んでいかれました。
A.陸上の大会に出場するには期限内のエントリーが必須なのですが、
なんと教師2年目に全国大会のエントリーミスをした経験が!!
顧問(武田先生)がエントリー〆切当日に忌引きで休みだったためで間に合わなかった、
ということにしてなんとか頼みこんで出場ができたのだとか・・・(笑)
「時効だ」となんとも苦い思い出を聞かせてくださいました。
それからは二度とエントリーミスはしなかったそうです。
A.給料をもらえなくてもやりたいこと。
教師、陸上の顧問という職を全うできて「僕の人生は楽しかった!」と先生にんまり。
記憶に残っている学年はありますか?と聞くと、
「豊岡高校61期」とのことで・・・えええ、まさかの私達!?(平成2年生まれの代)
豊高61期の卒業とご自身の定年が同年で、3年間学年主任を持った学年だったので、
自分の集大成!と思って接してくださっていたそうです。
「伝えたいことは全部伝えられた」とおっしゃっていました。
練習後の風景。
A.ファン(自分を応援してくれる人たち)を作れ!
人生で何か困ったことがあったとき、助けてくれるのはファン。
嬉しい時に一緒に喜んでくれるのもファン。
日頃の生活態度や取り組む姿勢、人との関わり方を今一度振り返ってみて、
応援したいと思われるような人であってほしい。
先生、ご協力ありがとうございました。
これからもお体に気を付けて楽しいセカンドライフを★
こうのとりの成長 | https://storks.yu-yake.com/ |
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豊岡高校陸上部HP | http://www.eonet.ne.jp/~ttakeda/ |
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