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<香美町香住区>香住鶴の工場見学におでかけ♪

KININARU-キニナル-編集部メンバーが北近畿の気になるスポットを紹介するコーナー!
さて、今回は香美町香住区にある『香住鶴株式会社』さんへ工場見学に行ってきました★

『香住鶴』って?

言わずと知れた但馬の有名日本酒メーカーの『香住鶴』さんですが、意外と知らない特徴をご紹介します^^

香住鶴さんは、古来より伝わる日本酒の製造法「生酛(きもと)系酒母」で全量を造る、全国的に見てもまれな蔵元。
地元但馬はもちろんのこと、関西一円の地酒ファンに人気となっており、近年はなんと海外輸出も広がっているんだそう。

ここ最近は「生酛・山廃部門」のコンテストで優勝したり、「燗酒部門」で最優秀賞を取る等、国内外からの評価が高まっているのです。

『生酛(きもと)』って?

アルコール発酵に必要な清酒酵母を育てたものを「酒母(または酛)」といいます。

製造過程において、余計な雑菌は繁殖させたくない、でも優良なお酒の酵母は増やしたい!
そこで活躍するのが「乳酸」♪

・・・なのですが、今では市販で手に入る乳酸も、昔は売っていませんでした。
乳酸菌は自然界から頑張って取り込むしかなかったのですね~。

米や米麹をすり潰して、溶かして、乳酸菌が発生しやすい環境を作ったら、後はじっと待つ。というふうに。
米をすり潰す作業は「山卸」と呼ばれ、その山卸作業から行う製造方法を「生酛造り」といいます。

「生酛造り」ってどう良いの?

乳酸を買って来れば短時間で酵母が出来上がるのに対し、生酛ではその倍以上かかるのに、なぜ今でも生酛造りにこだわっているのでしょうか。

生酛造りで仕込んだ酒は、自然界の味わいが活きるため、味に幅や奥行き、深みが出るのだそう。
手間がかかっても、美味しいお酒を届けたい、そんな思いからのこだわりなのですね。

工場が見学できるの!?

前置きが長くなりましたが、そんな北近畿が誇る日本酒メーカーの工場見学ができるのです!

まずはお米。
生酛造りももちろんすごいのですが、使用する米から育てているというからさらにすごい。
これだけの種類があります^^

いよいよ中へ。。。

最適な温度に管理されているので若干冷えます。
お酒の入ったタンクがズラッと並んで大迫力です!!

品質管理のために、数本ずつここに保管されます。

実際の見学は時間帯によって見ることができる場所が異なってきます。
直接行ってみてほしいので案内していただいた内容は割愛しますが、丁寧にご説明してくださって、知識が深まったり、たくさん発見ができますよ★

販売店の様子は?

「福壽蔵」(販売店)の店内はこんな感じ♪

お酒が所せましと並べられています。

また、近年コンテスト等で金賞を獲得した証も並べられています^^

個人的なオススメは、「香住鶴」ロゴの入った枡やお猪口★☆

その他箸置きや石鹸など小物や美容商品も。

お店まで行くメリット★

ネットでなんでも注文できてしまう昨今ですが、香住鶴さんは店頭でしか販売されていないお酒が複数あります!
気に入ったお酒を買って帰ることができるよう試飲もできるようになっていました。

実際に足を運んでお気に入りのひと品を見つけてください♪

酒蔵見学は飛び込みも空きがあれば可能ですが、予約がおススメです。
最新の設備と伝統の秘技が調和した香住鶴の酒造りが体感できます。
香住鶴さん独自の「日本酒のできるまで」を丁寧に解説してもらえます★
 
【見学開始時間】
毎日 10:00~、11:00~ 、13:30~、14:30~、15:30~
※ただし5月~8月の毎週日曜日13:30~の見学は「スペシャル蔵見学」となり、通常の蔵見学はありません。
所要時間は約20~30分間で、20名様まで。
 
*飲酒をされている方の蔵見学はできません。
どこにあるの?
お店の詳細情報
店名 香住鶴株式会社
販売店は「福壽蔵」
TEL・予約 0796-36-0029
住所 兵庫県美方郡香美町香住区小原600−2
営業時間 9:00~17:00
定休日 元日のみ(臨時休業あり)
公式HP http://www.fukuchiya.co.jp/
Facebook https://www.facebook.com/tajima.kasumitsuru/